皆さんは、「Amazonフレックス」を知っていますか?
これは、大手通販サイトAmazonの荷物を個人事業主として請け負い、配達する働き方のこと。
個人事業主(フリーランス)として行うことで、メリットもさまざま。
働く時間を自分で自由に決めたり、一人で働けてストレスフリーなど、、、
Amazonフレックスで叶える「新しくて自由な働き方」が近年注目されています。
Amazonフレックスって?
Amazonフレックスとは、Amazonが提供する個人事業主として配達する仕組みのこと。
仕事内容は、一般の軽貨物配達業務と何ら変わりません。
トラックなどでの配送業務と違って荷物は比較的軽く、初心者でも始めやすいのが特徴。
その自由な働き方から、最近では副業としても注目され始めています。
あらかじめ専用アプリにて、配達ブロックによって支払われる報酬と配達ブロックの時間(稼働時間)を確認し、希望する配達ブロックの予約が必要です。
この仕組みにより、配達量や配達時間帯を自由に選べるのがAmazonフレックスの最大の魅力。
また、配達先までのルートもAmazonフレックスの専用アプリで確認できるので、地図を見ながら目的地にたどり着ける能力があれば、問題なく仕事をこなせます。
気になる給料は?
ここで気になるのが給料ですが、Amazonフレックスは週5日(週休2日)、1日10時間の稼働時間で計算すると、週50時間の労働で月収約40〜43万円前後の収入を見込めます。
もちろん、エリアや稼働時間により変動はあるものの、安定した収入を得ることが可能です。
給料は週払い制で、Amazonの規模の大きさやすべてをアプリで管理をしているため、給料の未払いも考えにくいです。
働いた分だけしっかり報酬が得られるのはやる気にも繋がりいいですね。
将来的には、週48時間以上の労働を条件としたフルタイム勤務の「Amazon フレックスプロ」もリリース予定とのこと。
Amazonは2018年頃から、これまでのヤマト運輸などの大手配送会社に配達を依頼していましたが、自社物流の仕組みを確立する方向へとシフトしています。
今後もAmazonフレックスやフルタイム勤務など、さまざまな働き方を提案してくれそうです。
始め方は意外と簡単。必要なものって?
始め方は意外と簡単なAmazonフレックス。
Amazonフレックスを始める条件と必要なものを確認しておきましょう。
・スマートフォンを持っている
・本人名義の業務用黒ナンバー軽貨物自動車を持っている
・任意保険に加入している
・バックグラウンドチェックの合格
20歳以上である
まずは、20歳以上であることが必須です。
責任問題などの点で、未成年は働くことが禁止されています。
スマートフォンを持っている
専用アプリで仕事の予約や進捗状況、配達中も必須となるためアプリが使えるスマートフォンが必須です。
本人名義の業務用黒ナンバー軽貨物自動車を持っている
次に、本人名義の業務用の黒ナンバーを取得した軽貨物自動車を持っていることが必要です。
軽貨物自動車運送事業には、黒いナンバープレートをつけることが法律で定められています。
黒ナンバーは、リース車両・レンタル車両を問わず取得が可能です。
Amazonフレックスでは軽バンのレンタル、リース、販売店も紹介しているので、こちらも要チェック。
まったくの未経験者は、黒ナンバー取得に時間がかかるかもしれません。
黒ナンバー取得までの流れをまとめたので、確認しておきましょう。
黒ナンバー取得までの流れ
①営業所とクルマの保管場所を確保する
→所有or賃貸は問わず、自宅でもOK
②軽バンを確保する
③運輸支局に提出する書類を用意する
④運輸支局に経営届及び、運賃届を提出する
⑤事業用自動車等連絡書を取得する
⑥車検証を書き換えるための書類を作成する
⑦軽自動車教会で車検証と黒ナンバーを取得する
任意保険に加入している
自賠責保険および任意保険(対物1億円以上、対人無制限)への加入が必要です。
バックグラウンドチェックの合格
上記のものを用意したら、Amazonフレックスのアプリから簡単に登録を行えます。
本人確認書類や税金、口座入力、説明動画視聴など、約1時間半〜2時間で登録ができます。
手続き終了後、Amazonの顧客とデリバリーパートナーで安全な関係を作り上げるために行われる「バックグラウンドチェック」が入ります。
通常1〜3営業日で結果が通知され、それに合格すれば晴れてAmazonフレックスとして働くことができます。
Amazonフレックスのメリット・デメリット
自由で新しい働き方なだけに、近年注目されているAmazonフレックス。
始める前にメリット・デメリットを確認しておきましょう。
Amazonフレックスのメリット
働き方が自由
やはり、Amazonフレックスの最大の魅力は労働時間を自分で自由に決められるということ。
あらかじめ自分で配達量が選べるので、自分の都合や働き方に合わせて自由に選ぶことができます。
Amazonフレックスの専用アプリですべて完結するので、煩わしい人間関係なども必要なくストレスフリー。
これはあくまでもフリーランス(個人事業主)だからできること。
労働時間は最低2時間と決まっており、最長は無制限。
個人事業主に労働時間の制限はないため、無理のない範囲で半時間でも働くことができます。
働いた分だけしっかり報酬が得られる
Amazonフレックスは、働いた分だけしっかり報酬が得られるのも魅力のひとつ。
Amazonフレックスは、Amazonとドライバー(個人事業主)との間に物流会社を挟まず、直接個人に業務を委託するので、仲介手数料などの経費がかかりません。
そのため、働いた分だけ安定した収入を得ることができます。
Amazonフレックスのデメリット
オファーが取りにくい
配達をする際は、あらかじめAmazonフレックス専用のアプリでオファー(予約)をとる必要があります。
しかし、このオファーを取るのが難易度が高いとされています。
エリアにもよりますがたくさんのドライバーがオファーを取りに行くので、争奪戦となります。
ただし、適切に配達を重ねていくと「優良ドライバー」として認められ、オファーが取りやすくなるのだそう。
オファーがなかなか取れなくても諦めず続けることが必要と思われます。
また、「事前キャンセル」や「規約違反」などの不適切な仕事を続けていると、Amazonフレックスのアカウントが停止し、使用できなくなるそう。
社会人としての基本的なモラルやルールはどの業界でも必要です。
経費は自己負担
個人事業主(フリーランス)として働くので、自己責任の元で、仕事をしなければなりません。
よって、配送業務で必要なクルマの車両代やガソリン代、駐車場代や保険料などはすべて自己負担となります。
もちろん、ここから所得税や住民税などの支払いが必要なので、あらかじめ実質的な手取りはいくらになるのか確認しておく必要があります。
Amazonフレックスに向いている人
Amazonフレックスに向いている人
・自由な時間で働きたい人
・クルマの運転が好きな人
・体力に自信がある人
Amazonフレックスで叶える「自由な働き方」
自由な働き方が近年注目されるなか、いま話題の「Amazonフレックス」。
その自由な働き方と引き換えに、責任も自分にある厳しい世界でもあります。
会社が給料を保証してくれるわけでも、経費を負担してくれるわけでもありません。
しかし、会社員では味わえない「自由な働き方」が最大の魅力。
仕事もプライベートも充実した毎日をAmazonフレックスで送ってみませんか?
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